かつて東京都交通局の城南・城東エリアを中心に主力車種として活躍した日野ブルーリボン。P-規制の車体からマイナーチェンジされ、車体として見れば約9年に渡って継続的に導入されました。数ある同車種の中でも後期に導入されたE代(1998年度)導入車ではクーラーを床下ビルトイン式に変更した関係で屋根上にあったクーラーユニットが無くなり、すっきりした屋根上が特徴です。その中で4台、日野自動車製のハイブリッドシステム(HIMRⅡ)を搭載した車両が存在し、目黒自動車営業所(M)と葛西自動車営業所(V)に各2台ずつ導入され、晩年まで大エリアを跨ぐ転属が無く活躍しました。晩年の塒となる品川自動車営業所(A)に転属したE365、E366の2台は品川駅~御殿山ガーデン間の貸切送迎での使用が中心でしたが、最末期となる2013年2月下旬~3月下旬までは一般路線でも使用され、所管路線のエリア最東端となる門前仲町や中央防波堤にも顔を出し、当時増加傾向であった各地のバスファンの方も連日撮影に訪れていました。同車の引退により、東京都交通局からはノンステップ以外のブルーリボン車体を持つ車両、並びにツーステップ車両が全廃となりました。
撮影日:2013年3月16日
登録番号:品川200か112
社番(所属):A-E365(品川自動車営業所)
メーカー:日野
型式:KC-RU1JLCH
車体:日野車体/ブルーリボン
年式:1998
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